・TV健康情報番組の捏造問題について [07.4/10]
・「健康食品」報道、適切な記事の表現を [05.10/28] ・ネットにおける健康食品報道のあり方 [04.5/28] ・健康増進法による「虚偽誇大」表示に関して [03.9/1] ・健康食品、摂取時の精神状態で効力に差 [02.12/25] ・「買ってはいけない」論争、ネットで [02.11/30]
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論争にふりまわされ、挙句に判然としない気分 『買ってはいけないPart2』が'02/11月28日に発刊されました。たぶん、これが売れると、またぞろ前回のように「『買ってはいけないPart2』は買ってはいけない」とか、反証本が続々と出て、延々と果てしのない論争が続くのかなと短絡的に思ってしまいました。 『買ってはいけない』は衝撃的なタイトルと国民の健康志向の高まりの中で、195万部を売り上げる大ベストセラーとなりましたが、その後の反証本ラッシュには、正直頭をかかえたものです。 別の出版社で反証本を出して、さらにまた別のところでも、その反証本を出してという流れで、出版社側にとっては売れる見込みが立ってのことで、美味しい企画なのでしょうが、読ませられる側は辟易ものです。どちらの言い分が正しいのか、判然としない不快な気分だけが残ってしまいます。おそらく大半がそうじゃないのかな。 こうした反証本で取り上げられるテーマというのは、紙媒体ではなく、ネットでやりあうのがふさわしいと思うのですが。国民はそれを俯瞰(ふかん:高い所から見おろすこと)し、定点観測していればいいわけです。Aという商品に問題があって「買ってはいけない」という指摘があったとします。紙媒体ですと一方通行ですから、それを全否定するような反証本が出てくると、どうもそこで押さえ込まれ、思考停止状態になるケースが往々にしてあります。 これが、どうでもいいようなテーマであれば別ですが、『買ってはいけない』が扱うテーマは、ヒトの生命に関わる分野です。そうしたテーマの論争は、紙媒体ではなく、ネットというステージで、指摘された企業の商品開発担当者も交えて、侃侃諤諤のやりとりを同時進行でやり合うのが一番いいのです。それならば、紙媒体のように一方的な欠席裁判で終わることもありませんし、国民も随時的確な情報を得ることが出来ます。 ネット上には掲示板というものがあって、そこでさまざまな書き込みがなされています。ハンドルネームなどではなく、素性を明らかにした有識者の発言による掲示板が、果たしてあるのかどうかわかりませんが、『買ってはいけない』のような健康・医療に関わる分野に関しては、こうした掲示板で、是非とも有識者が論拠や素性を明らかにして、論争を繰り広げていただきたいものだと思います。