フィッシュオイルがもたらす健康効果についての研究も盛んに行われ、有用性報告も相次いでいる。
最近の報告で、とくに女性に関わるものを挙げると、フィッシュオイルが乳がん予防に有用であることが、Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention誌'10/7月号に掲載されている。
Fred Hutchinson Cancer Research Center研究者グループが、ワシントン州在住で乳がんの兆候が見られない閉経期後の女性35,016人、50歳-76歳を対象に、ビタミン・ミネラル以外のサプリメント、ブラックコホシュ、大豆、セントジョンズワートなどに関するヒアリング調査を実施。
結果、オメガ3脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の摂取は、乳がんリスクを32%下げることが分かったという。
また、オメガ3脂肪酸は女性の心不全予防に役立つことが、European Journal of Clinical Nutrition'10/4月号に掲載されている。
米国およびスウェーデンの研究者グループが、Swedish Mammography Cohortに参加した女性被験者36,234人、48歳-83歳を対象に、96項目の食品頻度調査を実施。18年の調査期間中、651人に心不全が認められた。
調査の結果、魚を1人分/週食べる場合と全く食べない場合と比べ、前者のほうが心不全リスクが14%低下することが分った。さらに2人分/週の場合は、リスク低下率が30%になったという。