「食品をバランスよく食べることで、リスク分散」
無登録農薬や未指定添加物の使用、加えて表示も偽装となると国民は何を判断材料に食品を選べばいいのかわからない。
「これさえ食べれば安全だとか、これさえ避ければ安全だとかそういったものはないと考えていいと思う。食品のリスクというのは非常に広範囲に散らばっている。残留農薬とか食品添加物だけがリスクではない」。講演のまとめとして、瀬古氏はそのように述べた。
そして、現状考えられ得る対策として----、「食品をバランス良く食べるということが大事。いろいろな種類のものを食べるということで安全を確保できるのではないかと考える」と提案した。食品の偏りを避け、リスク分散を図るという考え方だ。ただし、あくまでもリスク回避のための一手段であり、根本的な解決策とはいえない。
2000年6月に加工乳牛に黄色ブドウ球菌混入による大型食中毒の発生、2000年10月に遺伝子組み換えトウモロコシ(スターリンク)混入、2001年9月のBSE(狂牛病)感染問題とそれに絡む偽装表示、2002年には中国産冷凍ホウレン草の残留農薬の問題、未指定添加物や無登録農薬の使用など、ここ数年国民の食への信頼を損ねる事件が縦続けに起きた。
一般食材ばかりではなく、ダイエット用に製造された中国産のヤセ薬に医薬品成分が混入され健康被害が生じたことから、健食素材についても不信感を抱かせる結果となった。
大豆の自給率は5%
輸入食品は年々増加傾向にあり、平成13年度をみると、160万件を超える届出件数となっている。
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