TV健康情報番組で捏造データが発覚、問われる健康情報報道のあり方
先頃、TVの健康情報番組で、「納豆で減量」など捏造データの放映が発覚し、メディアにおける健康情報報道の信憑性が揺らぐ状況が生じた。
主催の日本健康科学学会では、「いわゆる健康食品の情報は、TV、雑誌等により提供されているが、科学的根拠、安全性等の情報が不十分。不適切な表示や摂取方法等により健康を損なう恐れもある」と見解を示した。
当日は、「健康食品の現状と課題および評価方法」、「健康食品の安全性の基準に関する提言」、「健康食品の安全性評価の具体例--コエンザイムQ10の場合--」、「諸外国における栄養評価と健康強調表示」、「東京都における健康食品の安全確保に向けた取り組み」などの講演が行なわれた。
健康食品の安全性評価については、現在、大豆イソフラボンとともに、コエンザイムQ10の1日の摂取上限量が議論されているが、(財)日本健康・栄養食品協会の担当者が、「コエンザイムQ10の1日摂取目安量の上限を300mg」とする見解をあらためて示した。健康食品としてのコエンザイムQ10の摂取上限量については、医薬品として承認されているコエンザイムQ10剤の承認用量(30mg/日)を上回ることが指摘されていた。
「健康食品」における適切な報道とは
東京都では、消費者向けパンフレット「健康食品ウソ?ホント?」を昨年12月に東京都福祉保健局で作成。HPによると、12月20日より都内保健所、消費者センターの他、都内美容所(約5,300施設)、公衆浴場(約1,100施設)、献血ルーム(13施設)、公立図書館(約400施設)、フィットネスクラブ(約170施設)に閲覧用資料として配布しているという。