果物の摂食、最も多いグループは循環器
疾患のリスクが19%減少
研究班は、1995年-1998年より、岩手、秋田、長野、沖縄、茨城、新潟、高知、長崎の8県に住む男女約8万人(45-74歳)を対象に、野菜・果物の摂取量とがんと循環器疾患発生率との関連を2002年まで追跡調査。高齢、喫煙、肥満などのがんや循環器疾患のリスクを高める要因の影響は除いた。
野菜・果物の1日当たりの摂取量で4グループに分け、がん及び循環器疾患の発生率を比較したところ、果物の摂食が多いグループほど循環器疾患のリスクが低く、最も多いグループでは、最も少ないグループに比べリスクが19%低いことが分かったという。果物の中では、かんきつ類の摂取が多いほど、循環器疾患のリスクが低いことが分かった。ただ、喫煙している場合は循環器疾患の予防効果が薄いことも分かったという。
また、野菜と循環器疾患、野菜・果物とがんについては関連が見られず、研究班らは、「野菜や果物と部位別のがんとの関連を調べた研究で、近年、関連が見られなかったという報告が多くなっている。野菜や果物の摂取量によって、がん全体のリスクにはっきりとした差はないのかもしれない」との見解を示している。
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今回の調査で、野菜や果物とがんとの関連については、「とくにみられない」としているが、具体的にどのような野菜・果物の摂取であったかが不明。
野菜・果物の農薬の散布状況や促成栽培による栄養価低減などのファクターは加味されず、あくまでも現状流通している野菜や果物の摂食による調査結果にすぎない。
はたして、無農薬・露地栽培の野菜や果物の摂食におけるがんや循環器疾患の関連はどうなのか、といった調査が今後望まれる。
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