ミュゼの五反田店に行ってきました。
不思議なのはやはりあの値段の安さ。本当に大丈夫なのかな〜、と疑問と不安を抱かずにはいられませんでした。
ネットやブログ、電車内でもミュゼの広告を見ない日はありません。でも、その一方で悪い噂を聞いたこともないし・・・。ミュゼに通っている人が私の周りにはいませんでした。それで、やっぱり自分で行ってみるしかないと思いました。
なんといっても値段が安い、仮に失敗したとしても後悔はしないはず。そう自分に言い聞かせて、常にスマホの画面上に出続けているミュゼのキャンペーンの広告をクリックしてみました。
初めての場合は脱毛経験者であっても「無料カウンセリング」予約をしなければいけません。しかし、希望の日時の予約は取れませんでした。
私は3週先の予約を選択しました。予約した当日の定刻、初めてミュゼの店内に足を踏み入れました。若いエステティシャンの方が数名テキパキと受付作業をしていました。
平日の午後ですが、店内には数名の女性がいて、空いている感じはありませんでした。名前を告げると待合スペースで待つようにいわれ、数分後にカウンセリングルームへと移動を促されました。
まずはその日の担当の方が自己紹介を行い、カウンセリングには約1時間程かかると説明されました。タブレットと専用ペンシルを渡され、タブレットに目を通していると、必要なところは答えるようにいわれました。
担当者はそこで一旦退出し、私は一人、黙々とタブレット上の説明を読みながらチェックを入れたり、数字を入力したりしました。そこには、アレルギーの有無や脱毛経験の有無、ムダ毛に関する悩みについてのアンケート、会員になった場合にどのような感じで施術が進むのか、など細かいことがいろいろと書かれていました。
書いている途中、どうやら隣の個室にも無料カウンセリングのお客様が来店した様子でした。10分くらいで入力作業が終わると、それとほぼ同時に先ほどの担当者が入室してきました。
そして、先ほどのタブレットに書かれていたこととほぼ同じ説明が行われました。たくさんの注意事項がありましたが、大きくポイントは5つです。
1,予約がとても取りにくいということ。予約は入会してからしか取ることができず、例えば、当日入会した場合でも、そこから1ヶ月〜1ヶ月半は取れないことが多い。もし入会が遅れれば、遅れた分だけ初回の開始が遅くなるということ。
2,脱毛施術は毛周期を考えて最低2ヶ月空けて行うのが一般的だが、ミュゼの場合3〜4ヶ月は空けたほうが十分に効果が出るということ。十分に毛が生えていない状態で施術をしても効果が半減し、もったいないからという理由。
3,施術の回数と期間については「どこで本人が満足するか」で異なる。通常は12回くらいの施術でだいぶ薄くなり、18回で自己処理が不要なレベルになるということ。
4,トータルで通う期間は4〜5年が一般的ということ。3ヶ月に1回通ったとして1年に4回ですから、確かに効果が出るのに4年ほどかかる計算になります。
5,そして、全国どこの店舗でも通えること、無理な勧誘は一切しないこと、返金システムがあること、など説明されました。
他にも細かい点での注意事項がたくさんありました。以下のようなことです。
- 予約時間を1分でも過ぎると自動キャンセルになること
- 自動キャンセル、事前キャンセルがあった場合、そこからまた3〜4ヶ月予約が取れないこと
- 施術当日の薬の摂取は、頭痛薬、生理痛の鎮静剤など含め一切不可
- 生理中、肌荒れ時などの施術は不可
- 施術日の入浴、サウナ、スポーツ、飲酒、発汗、制汗剤の使用は不可
- 施術1週間は温泉、プール、岩盤浴不可
- 日焼けが見られた場合の施術は不可(近い場所の日焼けもNG)
- 施術部位の自己処理はシェーバーかカミソリのみで行うこと。また自己処理がされていなかった場合の施術は不可
- 予防接種の前後10日の施術不可
この中で、一番難しいと思ったのは、3〜4ヶ月先の生理周期を考えて予約を取らなければならないことでした。
施術料金についてはネットのキャンペーンコース以外の説明も聞きました。だいたい数万円以上のコースで、どれもその月の限定価格で、来月にはこの価格は保証されないとのことでした。
私は、ネットのキャンペーンコースが希望でしたので、その旨をいうと、内容を説明してくれました。私が訪れた月のキャンペーンは「両ワキ+Vライン脱毛(246円)」というものです。
ただ、これのデメリットは店頭やコールセンターでの予約が一切できず、ネットからしか予約できないということです。また、両方を同時に施術しなければならず、「今日はワキ、今日はV」というふうには分けられないとのことでした。
Vラインについてはミュゼのオリジナルのテンプレートを渡されました。その枠の外に出ている毛のみを処理するとのことです。ミュゼのテンプレートによると、Vラインとはアンダーヘアのサイドのみで、高さについては「トライアングル」といって別料金、別パーツになるとのことでした。
実は、私はワキ脱毛は10年以上前に完了していて、医療脱毛での施術の仕上がりに満足していました。ただ、多少うぶ毛のような毛が数本残っていることと、たまに黒い毛が1本ぴろっと生えてくることがありました。
といっても、シェーバーで自己処理をすることは年に1〜2回、夏の間にあるかないかというくらいで、ワキのムダ毛についてはほぼ気になりませんでした。
そんな程度のムダ毛で、またVラインも対象となる毛も数本でしたが、わずか246円で1回でも施術できるなら十分と思い、契約することにしました。契約しなければ、1回目の予約も取れません。
その日はお金を払って1時間ぴったりで終了しました。また私の契約したキャンペーンコースはネットでの予約しかできなかったので、1ヶ月後を目安にスタートできるはずの予約もその場では取れず、後で自分で予約するように説明されました。
さて、帰宅してからネット予約を入れようとすると、なんと都内の全店舗で当日キャンセル分が数件あるだけで、どの店舗も3ヶ月後からしか予約がとれないといった状況でした。
季節は冬に変わってしまう!! でもうっかり予約をとって万一キャンセルしたら、そこからまた3ヶ月取れなくなってしまう。それは困る。私は先の予約はとらず、当日キャンセル分を毎日チェックして、行ける日に行くという作戦で行こうと決めました。
そして、いよいよ施術へ
さて、ミュゼで予約を取るために、入会した会員しか入れない予約専用サイトにアクセスをすると8月の後半時点ではすでに11月までどの店舗も予約が取れない状態が続いていました。ただ、当日だとキャンセル分が出ている可能性があることが判明し、私は毎朝ミュゼの予約サイトをチェックすることにしました。問題はムダ毛の処理です。
タイミングが合って当日予約が取れたとしても、ただサロンに行けば良いわけではなく、事前にシェーバーで脱毛個所を処理しなければいけません。
「剃り残しや自己処理の不備があった場合は当日施術ができなくなる」ということを事前カウンセリングで何度も説明されたので、当日予定が空いているかどうかだけでなく、当日の朝に自己処理の時間が取れるかも同時にチェックしなければならないのです。
フリーランスの私はなんとか両方の時間が取れる日があり、当日予約は無事に完了!バスルームで自己処理をして、午後からサロンに向かいました。
ちなみにサロンはどこの店舗でも良いというのがミュゼのセールスポイントの1つ。当日予約の空き店舗を検索する際に「都内全域」で検索すると、その日は2店舗で当日キャンセルが発生していました。
私の場合、より自宅から近い方という理由でグランアキバ・トリム店(秋葉原)を選択。私のように、もし都内に住んでいるのであれば、特定の店舗を決めずに毎回空いているところに行く、というスタンスもミュゼで速やかに施術を受けられるポイントです。
店内はとても広く清潔感もあります。セルフサービスのドリンク類や待ち合いスペースの女性誌なども充実している他、ミュゼオリジナルの雑誌やスキンケア商品の販売コーナーなどもありました。
予約を1分でも過ぎると自動キャンセルになると聞いていたので、5分前にチェックイン。メンバーズカードを渡すと、予約内容や名前を確認され待ち合いスペースに案内されました。
そこで当日の体調(生理の有無や薬の使用など)をチェックしながら待ちます。ちょうど定刻になると担当してくれるエステティシャンが私の名前を呼び、施術ルームまで案内してくれました。
施術ルームには脱毛マシーン1台とベッド1台。完全個室です。エステティシャンは簡易クローゼットに備え付けられている紙ショーツとガウンに着替えるよう伝えると、笑顔で扉を閉めて退出しました。
私は緊張しながら着替えを済ませました。ベッドに腰掛けて待っていましたが、壁一面に「今月のキャンペーン」や「友人紹介特典」などさまざまな告知が掲示されていて、いろいろ試してみたくなります。
担当のエステティシャンが扉をノックし、着替え完了を確認すると中に入ってきます。ベッドに仰向けに横たわるようにいわれ、その通りにします。
いよいよ施術です。私の契約したコースは「ワキ+Vセット」です。
「まずはVから行います」ということでエステティシャンは私のガウンをお腹までまくり、下半身は紙ショーツ一枚でむき出しになりました。ミュゼの紙ショーツは前面の面積がツーフィンガー程度の小さいものなので、それ以上ショーツを下げたりする必要はありません。
エステティシャンはミュゼのオリジナルVラインテンプレートにそって、蛍光ペンでライン取りをはじめます。「確認をお願いします」といわれ、少しだけ体を起こし下腹部を確認すると、どこに照射するかわかるように、赤い蛍光ペンでラインが取られています。
確認し終えると、再び仰向けになって今度はライトのまぶしさが気にならないように、目元にサングラスのようなものとタオルを当てられ、もう何も見えない状態です。
そしてジェルの塗布です。プルプルの冷たいジェルが塗布される感覚はありますが、何も見えません。そしていよいよ照射です。1秒くらいの照射を片側4ショット程度。合計8ショットでVは完了です。
おそらく3分程度あっという間に「終了です、ジェルをお取りします」といわれました。目隠しされたままジェルが取られ、今度はヒンヤリとしたシートを「お冷やし」のために当てられます。まくっていたガウンは下げられ、下半身に毛布をかけてもらえるのでさほど冷たさは気になりません。
「続いてワキを行いますので両手を万歳してください」といわれ、目隠しのまま万歳です。「ジェルを塗布します」の声と同時に、テキパキとジェルが塗布され、「それでは当てていきます」の声がけとともに照射開始。ワキは片側8ショット。合計16ショットで完了です。こちらも本当にあっというまで、およそ5分くらいでした。
ジェルをとり、お冷やしが行われ、下半身のひんやりシートが剥がされ、化粧水のようなものが塗布されると、ワキのシートもとられ、そこにも化粧水のようなものが塗布されました。
「こちらで終わりになります、目元が明るくなります」と声がかけられ、目隠ししているものが外されました。「お着替えが終わりましたら受付におこしください」といい、エステティシャンはここで退出。着替えながら時間を確認すると、入店してから10分しか経過していませんでした。
本当に早いです。着替え終わり、受付でセルフドリンクを飲み待っていると、担当のエステティシャンがやってきて「お部屋にお忘れ物はありませんので、安心してお帰りください。次回は3ヶ月後を目安にご予約ください」といわれました。そして店の入り口まで送ってくれました。
ミュゼの脱毛はとにかく早い!ということは間違いありません。またエステティシャンもとてもテキパキしていてスムーズですし、ムダな会話もほとんどありません。気になる仕上がりについては、約2週間で、施術した部分にあったムダ毛が指ではじくとポロッと抜け落ち、ほぼ何も無い状態に。
仕上がりはとても満足です。もちろん1回の施術では十分ではないでしょうから、数ヶ月後にまた当日予約でお願いしようと思います。ミュゼは予約が取りにくいという問題があるにせよ、とにかく安くて早いですから、当日予約が可能な人、店舗はどこでも大丈夫という人には特におすすめです。
|
