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CBD(カンナジビオール)研究、世界で一気にブレーク
〜適切な摂取方法と使用上の注意とは

2022年2月8日〜10日、東京ビックサイトにて「第40回健康博覧会」が開催された。同展示会セミナーより佐藤均氏(昭和大学薬学部基礎医療薬学講座 教授)の講演「カンナビジオール(CBD)の適切な摂取方法と使用上の注意」を取り上げる。

CBDは乱用や害を及ぼさない(WHO)

薬物動態学を専門とする昭和大学薬学部基礎医療薬学教授の佐藤氏はCBDの第一人者であり、すでに10年以上CBDの研究をしている。

CBDとはカンナジビオールと呼ばれる化合物で大麻草の茎や種子から抽出される。CBDは日本だけでなく世界でもこの4〜5年で研究が急速に進み、投稿された論文数も去年だけで5年前の10倍くらい増加している。

日本ではまだブレーク前という感じだが、米国のFBI(食品安全委員会に匹敵する組織)では現在370案件以上の臨床試験が行われている最中だ。

世界でCBDがブレークしたきっかけは、おそらく2017年11月にWHOが薬物依存について「CBDは乱用や害を及ぼさない」という見解を示したこと。

さらに同年の12月には「CBDを国際的に規制対象物質とすべきではない」と発表したことを受け、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアなどの国がCBDに関する規制を緩和したことだったのではないか、と佐藤氏。

なぜここまでCBDが注目を集めるのか。それはCBDが圧倒的に広範囲で有用性を示し、まさに「横綱級」といえるからだという。

マリファナの主原料が検出された場合、処罰の対象に

特に期待されているのが、てんかん・不眠症・認知症・統合失調症・皮膚炎・過敏症・発達障害・疼痛・神経症(PTSD、うつ、不安症、あがり症)などで、他にも胃腸・骨・目・心臓などである。またリラクゼーションや美容目的でも利用が可能だ。

日本では現在厚生労働省からCDBについてのガイドラインが出ており、大麻取締法により大麻の成熟した茎と種以外は規制対象となっている。

また例え「大麻の茎」や「種子」から作られたCBDだと思って輸入したものであってもTHC(テトラヒドロカンナビノール)というマリファナの主原料が少しでも検出された場合、処罰の対象になるため取り扱いには注意が必要となる(化学的に合成した場合は麻薬製造になりさらに厳しい処罰に)。

加齢とともにカンナビノイドが欠乏

CBDの作用機序は複数の種類が確認されているが、1990年にECS(内因性カンナビノイドシステム)が発見されている。

内因性カンナビノイドシステムとは、人だけでなく、全ての脊椎動物や脊索動物、両生類、鳥類、爬虫類にも存在しているシステムである。

CB1、CB2というカンナビノイド受容体が皮膚や臓器や骨などあらゆる場所に存在しており、脳と全ての臓器をつなぎ情報伝達を行い、恒常性を保つシステムを担っている。しかし加齢とともにカンナビノイドは欠乏しさまざまな不調が起こる。

そもそも問題となるTHCはこのカンナビノイドの構造が似ている。不足するカンナビノイドを補うことで高揚感が得られたり中毒性があるなどの作用が起こると考えられているが、実はCBDの方はカンナビノイド受容体にはほとんど結合しないことがわかっている。

にもかかわらず、CBDが効果を発揮するのは、同じく内因性カンナビノイドであるアナンダミドの分解酵素の取り込みをCBDが阻害し、その結果としてECSを活性するためだ、と佐藤氏。

CBD、薬物代謝酵素を阻害する働き

アナンダミドとは内因性カンナビノイドの一種で、体内でもともと作り出されているものである。アナンダミドは体内で増加すると気分が良くなるが、少ないと気分が悪くなる。

体内に多い時は多幸感が得られる、頭が冴える、脳が働く、熟睡できるなどの状態になるが、少ないと逆のことが起こり、老化や老化に伴う病気の根本の原因は内因性カンナビノイドの中でもアナンダミドの加齢による減少によって、さまざまな恒常性が損なわれて起こるのではないかと考えられる。

CBDは摂取しても体内のカンナビノイド受容体に結合することはないが、結果としてアナンダミドを増やすことで内因性カンナビノイドを安定させることでさまざまな効果を発揮する。

しかしCBDには注意すべき点も多くある。まず、他の薬物と併用する場合CBDには薬物代謝酵素を阻害する働きがあるため薬物の血中濃度が上がり、副作用が出やすくなる。

これはワーファリンを摂取している人がビタミンKやグレープフルーツジュースの摂取に注意をしなければならないのと同じであり、医師から医薬品を処方されている人は必ずCBDの摂取について相談すべきだ、と佐藤氏。

1日の摂取量は最大で100mgまで問題ないが、最初は1回20mgと低容量で様子をみて欲しいという。

というのもCBDには低容量であれば覚醒作用があるのに対し、中容量以上で睡眠促進という相反する効果があり、他にも中〜高容量(10%)になると細胞のアポトーシスが起こり、例えばシャンプーに高濃度のCBDが入っていれば脱毛が起こることもあるという。

低量の方が効果が高い

CBDについては低い量の方が効果が高いこともあり、摂取すればするほど効果が高いということではないため使い方が難しい、と佐藤氏は話す。

また、大量に摂取することで下痢や肝障害などの副作用の報告も出ている。舌下から吸収させる(ヴェープタイプ)ものや、油と同時に吸収するもの、また水溶化ナノエマルジョンタイプのCBDは吸収速度が高くなるので、吸収が高ければ効果も期待できるが副作用のリスクも高まるので注意が必要だ。

基本的にCBDは適切に使用すれば安全で、薬ではなく食品でここまでのメリットが得られる成分はなかなかない。リスクを知った上で正しく使用されることを望むと話した。


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