恋活/婚活ショートSTORY

3年前の親友の約束、打ち明けられなかった理由

大学時代、私は婚活サークルに入っていました。

といっても、メンバーは私と親友の真知子ちゃんの2人だけです。

にわか仕立ての学内のサークルで、真知子ちゃんが代表で、私が副代表ということに。

サークル発足のきっかけは、真知子ちゃんが1年間付き合っていた彼氏にフラれたことです。

正確にいうと彼氏が米国に留学したわけで、決して真知子ちゃんが袖にされたわけではありませんが、彼女はすっかりフラれたものと思い込んでいました。

真知子ちゃんは占いが好きでホロスコープや方位をかなり熱心にやっていました。

彼氏にもそうした話をよくしていたようです。

「なにも、破局の方位にいかなくてもね~」。

彼氏の留学先は付き合いが完全に断たれるという方位らしく、彼氏にそんなことをいっても全く聞く耳をもたず、さっさと米国に旅立ってしまったというのです。

「分かってていくか。完全に確信犯ではないか」と真知子ちゃんは憤慨していました。

その日。街中が色鮮やかなネオンで色採られた、クリスマスの日の夜。

私たちはカフェで、「あのカップルは長くはないね」とか「男がちょいキモね」とか、窓ごしに街を行く恋人たちの品定めをしながら、こんな日に女ふたりかい、とうっぷんを晴らしていました。

そしてその時、「こうなったら新しい男を探そう」と真知子ちゃんが叫び、その勢いで私たちは婚活サークルなるものを発足させたのです。





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